Efieldによる散乱&RCSシミュレーション

電磁界解析ソフトEfield -ケーススタディ 散乱&RCSシミュレーション

Efieldの独特なソルバー技術は、航空機や船舶など大型の乗り物に対するRCS解析に最適です。Efieldは、散乱およびRCS問題に対して産業界で長年にわたり使用されており、その素晴らしい性能は実証済みです。
Efieldは、以下のような、複雑な電磁散乱問題やRCS問題のシミュレーション機能を提供しています。

  • 航空機や船舶などのフルスケールモデルのRCS
  • 吸排気装置のRCS
  • アンテナや武器など、車両に設置された小型および大型の散乱体のRCS
  • 広帯域アンテナ
  • 観測されにくい形状や材料の設計
  • 試験のセットアップや測定結果の解釈に関する情報

独特なソルバー技術

EfieldはRCS問題に対し独特なソルバー技術を備えており、航空機や船舶など大型の乗り物の解析に非常に適しています。

Efieldの周波数領域ソルバーには以下のものがあります。

  • モーメント法(MoM)
  • 物理光学(PO)
  • マルチレベル高速多重極法(MLFMM)
  • ハイブリッドMoM/MLFMM-PO法
  • 試験のセットアップや測定結果の解釈に関する情報
  • モノスタティックRCS問題の高速計算を可能にするMRI(最小残差補間)法
  • MRI法を用いた高速周波数掃引
  • MLFMM法の収束を加速する効果的な前処理
  • 共有メモリー型と分散メモリー型コンピュータの両方に対応した並列ソルバー
EfieldのMLFMMソルバーによるジェット戦闘機のRCSシミュレーション(3 GHz)。未知数の数:106以上(SAAB Communications社提供) Efield POソルバーを用いた光線ベースの影領域判定によるUAVのRCSシミュレーション(10 GHz)。未知数の数:13.5×106

Efield POの特徴

Efield FDのMLFMMソルバーは、損失性または非損失性の誘電体と磁性体、完全電気導体と完全磁気導体、 損失性導体、ならびに薄い誘電体シートを扱うことができます。
誘電体またはレーダー吸収体(RAM)に対する新しい独特な積分定式化により、優れた収束性が実現されており、計算時間は大幅に削減されます。

Efield MLFMMの特徴

EfieldのPOソルバーは、電気的な規模がMLFMMソルバーでは大きすぎるような超大規模問題の解析に適しています。光線ベースの技法を用いて、NURBSサーフェス上のおおよその影領域を効率良く求めることができます。このソルバーは、利用可能なメモリー量に応じて、インコアまたはアウトオブコアモードのいずれかで実行できます。

Efield ハイブリッドMLFMM-POの特徴

EfieldのMoM-POとMLFMM-POの両ハイブリッドソルバーは、問題の電気的な規模がMoM法またはMLFMM法では大きすぎるような超大規模問題の解析に適しています。MoM-POソルバーとMLFMM-POソルバーは、領域分割法を用いて、問題をMoM領域またはMLFMM領域とPO領域に分割します。MoM-POソルバーまたはMLFMM-POソルバーを用いることによって、メモリーと計算時間の大幅な節減が達成されます。

Efield 空洞散乱解析

Efieldは、吸排気装置のような大型の開口空洞に対する空洞散乱解析の強力なツールを提供しています。領域分割法を用いて、空洞と外部構造は別々に取り扱われます。マージ処理のステップでは、連続性が保証されています。
重要な特徴は以下の通りです。

  • 外部構造を考慮した空洞のRCS
  • 空洞と外部構造の両方を考慮した全体のRCS
  • 空洞を含む外部構造の完全整合RCS

Efield 空洞散乱解析における領域分割
船舶モデルの表面電流(450 MHz)。自由度数3.2×106のシミュレーション 翼エッジ付近のレーダー吸収体によるUAV設計