タカノ株式会社様 ご提供 解析事例

磁場解析ソフトMagNet ユーザー事例

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使いやすさと精度の良さが開発コスト削減とスピードアップを実現

タカノ株式会社
特品工場 開発課 堀越 直 様




 タカノのロータリーソレノイドは、ロータに永久磁石を用い、ステータに発生した磁極との反発と吸引によって回転運動します。通電を切っても永久磁石の保持力でホールドされる特徴があります。また、従来のロータリーソレノイドは機械的直線運動をメカ構造で回転運動に変換させていました。しかし、タカノロータリーソレノイドは、直接回転運動しますので軸方向の運動が無いので耐久性に優れた長寿命構造です。

ロータリーソレノイドのお問合せ:タカノ株式会社 産業機器部

MagNetの感想:

とにかく作業者にとって使い易い磁場解析ソフトです。また、解析結果と実測データが良く合っていて、解析精度も信頼できるソフトです。


アドバンストテクノロジーのサポートについての感想:


分からないことや疑問にはすばやく対応していただけます。メールでも電話でも親切に対応していただけるので、困ったことがあったらすぐに連絡するようにしています。

MagNetを知ったのは?

2年ほど前に会社で磁場解析ソフトの導入を検討することになりました。その際にいろいろなメーカーの資料を取り寄せ、紹介セミナーに参加しました。その中の一つが「MagNet」でした。

MagNetの導入に踏み切った理由と 他社製品と比較検討した上でMagNetを選らんだ決め手を教えてください。

なんといってもプリ、ポスト、ソルバーが一体であることが決め手です。使い勝手の良さと結果出力の見易さに魅力を感じました。キャドライクで磁場解析ができる手軽さ、これなら「解析担当者」だけでなく、「設計者」も使用できるのではないかと思い「MagNet」の導入しました。

MagNet導入前と導入後で変化はありましたか?
MagNet導入前、どのように研究・実験をしていましたか?


「MagNet」導入前は、過去の経験と知識によって設計を行い、いくつものモデルを作成し、実際にデータを測定する。その後、そのデータを参考にして改善を行い、またモデルを作成する。このようにカットアンドトライで試作を作成していました。第1次製品ができるまでに何回か設計と試作を繰り返していました。なにより費用と時間がかかっていました。

MagNet導入後、コストパフォーマンスは変わりましたか?

もちろん変わりました。試作レスで設計が行えることにより、開発スピードが大幅にアップしました。試作費が抑えられるようになったのも、大きな結果であると思います。また、試作を作って評価を行う前に結果がおおよそ分かるので、お客様との打合せのやり取りも早くなりました。お客様はすぐに結果が欲しいもの。あらかじめ結果が分かっていればすぐに商談に入れるし、そういったスピードと開発力を評価してくださるお客様も多いです。

現在、MagNetの主な使用目的は?

新規製品の設計時には欠かさず使用しています。磁束という目に見えないものを可視化できるため、設計上のムダを見つけることができます。新製品設計のスタートの時点から最適化ができるのが心強いですね。

MagNetへの今後の期待をお聞かせ下さい。

世の中に無い、新しいアクチュエータを設計したいという想いがあります。そういったアクチュエータは3次元的な構造になることが多いんです。そのために最近では3次元解析を行う機会が多くなりました。3次元解析について、解析速度がもっと速くなれば設計のスピードももっとアップすると思っています。



ありがとうございました。